レガシィを知っていますか?

レガシィは30年ものあいだ売れ続けているスバルの車です。

相当前から販売されていて、販売期間が長い分フルモデルチェンジなんかが繰り返され、さまざまなグレードが存在しています。

今は製造が中止されてしまいましたが、少し前のレガシィを知っている方なら、レガシィツーリンクワゴンというのを聞いたことがあると思います。

そんな中で、現在も販売がされているのがセダンのレガシィB4とSUVのレガシィOUTBACKです。

しかし残念ながら、固定のファンがしっかりついているものの、レガシィの国内での全体的な人気は下火となっていると言えるでしょう。

一方現在では、海外展開をメインに考えられており、北米なんかではレガシィシリーズが大人気なのだそうです。

 

そこで今回はそんなレガシィのスペックに注目していきたいと思います。

スペックを見れば相当いろいろなことがわかりますし、比較したりするのも面白いでしょう。

レガシィB4とレガシィOUTBACKの両方をここで見ていきます。

 

ボディスペックを紹介

それでは早速見ていきましょう。

レガシィはB4もOUTBACKもベースグレードとリミテッドという2つのグレードがあります。

しかし、この2つのグレードはスペック面ではほとんど同じ。

ここでは、分けずに見ていきますね。

  レガシィB4 レガシィOUTBACK
車長 4800mm 4820mm
車高 1500mm 1605mm
車幅 1840mm 1840mm
車内長 2030mm 2030mm
車内高 1220mm 1240mm
車内幅 1545mm 1545mm
ホイールベース 2750mm 2745mm
最小回転半径 5600mm 5500mm
車両重量 1815kg 1845~1855kg
最低地上高 150.0mm 200.0mm

特徴を見ていく前にちょっと用語の説明です。

車長、車幅、車高が外寸。

車内長、車内幅、車内高が内寸。

車両重量は人や荷物を載せない状態での車の重さ。

これは、知らなくても何と無くわかりますね。

 

ホイールベースは4輪車における、前輪の中心から後輪の中心までの間の距離を指します。

 

最低地上高は車体の一番低い部分(人が乗り込むあたり)の地面からの高さのことです。

 

最小回転半径は、車のハンドルを最大まできって回るとき、描いた円の半径の長さです。

これは実際に車を動かして測定しているわけではなく、計算で求めているようです。

この値に関しては小さければ小さいだけ小回りが利くということを知っておいてください。

 

レガシィB4とレガシィOUTBACKとの間には、外寸特に車高に違いがありますが、内寸にはほとんど違いがありません。

レガシィB4の方が車内を広く使えているということですね。

車高はOUTBACKの方が10cmほど高くなっていますが、操作性にそれほど違いはないと思います。

160cmで高さ制限に引っかかるのもあまりなさそうですね。

 

車長や車幅はセダンのB4とSUVのOUTBACKとでほぼ同じになっていて、レガシィB4が大きめなサイズのセダンだということがわかると思います。

 

ホイールベースは長いほど直進走行の安定性が上がり、小回りを利かすのが難しくなります。

その小回りのききかたを表す最小回転半径は以外にもOUTBACKの方がよくなっています。

SUVの方が操作がしにくいように見えますが、そうではない場合もあるのですね。

 

もっともセダンとSUVとの違いが現れているのが最低地上高ですね。

レガシィOUTBACKは他のSUVに比べると車高が低めな車なのですが、セダンと比べるとやはり高いことがわかりますね。乗り降りのしやすさで言ったらセダンのB4にはかないません。

荷室のスペック紹介

ボディがわかったところで、次は荷室を見ていきましょう。

レガシィB4 レガシィOUTBACK
荷室高 500mm 824mm
荷室開口部最大幅 900mm 1175mm
荷室フロア長(3人乗車) 1930mm 1653mm
荷室フロア長(5人乗車) 1070mm 1062mm
メイン容量 525L 559L
サブトランク容量 18L 47L

大きい荷物はトランクに入れることになりますよね。

荷室の大きさはとても大切です。

 

レガシィB4のトランクは、セダンのため、開口部分の幅や高さは小さくなってしまうのは仕方ありません。

しかし、注目してもらいたいのは、その容量です。

レガシィB4のメイン容量は、525Lです。

この値は、セダンの大きさではありません。もっと大きなワゴンの容量といっても過言ではないくらいです。

なんとB4のトランクにはゴルフバックが4つも入るそうです。ゴルフバックを車のトランクに入れたことがある人はわかると思いますが、4つも入れられるというのは相当ですよね。

 

OUTBACKの方を見てみると、B4を超える荷室容量があります。SUVとしてもこの大きさは十分以上でしょう。

さらにOUTBACKには、容量が47Lの大きなサブトランクが付いています。サブトランクはメインのトランクの床下に設置してあります。

床によって隔離されているので、他の荷物を気にする必要がありません。汚れた荷物を入れるのにも便利ですね。

 

その上、レガシィOUTBACKは開口部分がとても大きくなっています。さすがSUV車といったところでしょう。

開口部の高さや幅が大きいと当然荷物の出し入れは楽になりますよね。

大容量のトランクに見合った大きさになっているでしょう。

 

少し話は変わりますが、容量の表し方は

 

エンジンスペックを紹介

ここからはエンジンのスペックも見ていきましょう。

走りに直結してくる重要なポイントですね。

さすがレガシィ同士というだけあって搭載しているエンジンも全く一緒です。

FB25 水平対向4気筒 2.5L DOHC 16バルブ AVCS

総排気量・・・・2498cc

圧縮比・・・・・10.3

最高出力・・・・129(175)/5800[kW(ps)/rpm]

最大トルク・・・235/4000[N・m/rpm]

タンク容量・・・60L

燃料種類・・・・無鉛レギュラーガソリン

燃費・・・・・・14.8km/L(jc08モード)

 

圧縮比はエンジン内にあるピストンが動いた時、シリンダーにできる容量の比です。

簡単には、

ピストンが一番下がった時の容積

➗ピストンが一番上がった時の容積

で求まります。

このあたいが大きいほどエンジンがより強く、不具合を起こしやすくなります。

 

レガシィシリーズの搭載しているエンジンは高排気量。

2.5Lエンジンというやつですね。スバルではこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

排気量が多い分、出力やトルクといったエンジンパワーが強くなるのですが、燃費が悪くなってしまう傾向にあります。

他メーカーの同タイプに比べれば、確かに燃費が悪くなっていますが、レガシィの前のグレードとかに比べるとよくはなっています。

レガシィは燃費を気にして乗る車というわけではないので十分なのではないでしょうか。

 

車の加速がどのくらいか目安を知りたいですよね。

加速性能は実際に乗って走らせて見ないとわからない部分が多いのですが、大まかにならわかります。

その方法がパワーウェイトレシオという値で見ることです。

この値は車両重量をエンジンの出力で割った値で、この値が小さければ小さいほどいいです。

車両重量 パワーウェイトレシオ
B4 1815kg 10.4kg/ps
OUTBACK(ベースグレード) 1845kg 10.5kg/ps
OUTBACK(リミテッド) 1855kg  10.6kg/ps

 

いかがでしたか?

スペックから見て取れることは以外にも多いことがおわかりいただけましたか?

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kk。
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