トヨタ・アルファードは2018年10月現在までに10系、20系、30系が登場していて、各モデルは登場してから約3年ほどで一度マイナーチェンジが行われています。
マイナーチェンジは前と後で様々な違いがあって、外装、内装に大きな変更、新たな装備の追加などが行われているモデルもあります。
今回はアルファードのマイナーチェンジ前後の違いについての情報を紹介していきます。
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アルファード10系のマイナーチェンジ前後の違いは?
引用:https://gazoo.com/catalog/maker/TOYOTA/ALPHARD_G/
アルファードの10系は2002年から登場したモデルで、2005年4月にマイナーチェンジが実施されて一部のデザイン、装備変更が行われています。
10系のマイナーチェンジでは、様々な変更が行われていますが、特に10系の大きな変更点として、外装の変更と一部装備の追加、一部グレードのボディーカラーの廃止などが挙げられます。
最初に外装に関してですが、アルファード10系は後期型へのマイナーチェンジの際、フロントグリル、バンパーのデザインが変更されていて、フロントの見た目が少し変わっています。
▼アルファード10系前期
引用:https://www.goo-net.com/car/TOYOTA/ALPHARD_G/grade.html
▼アルファード10系後期
引用:https://www.goo-net.com/car/TOYOTA/ALPHARD_G/grade.html
また、10系はマイナーチェンジでフロントだけではなく、標準装備のホイールデザインが前期、後期で違い、リアもテールランプのデザインが変わっていて、外装の印象は大きく変わっています。
次に装備の追加に関してですが、アルファード10系は後期型に変わった時に助手席側にサイドアンダーミラーが追加されています。
サイドアンダーミラーは助手席側の死角をカバーする為の補助ミラーで、前期型には装着されていませんでしたが、後期型は法規制により装着が義務付けられたので、全グレードに追加となっています。
そして、一部グレードのボディーカラーの廃止についてですが、アルファード10系はマイナーチェンジで3.0Lガソリン車のMZ、MZ”Gエディション”で設定されていた「グレイスフルパールトーニング」カラーが廃止されています。
廃止されたのはMZなどのグレイスフルパールトーニングのみで、他のカラーは後期型でも採用されていますが、2007年の改良時にホワイトパールマイカがホワイトパールクリスタルシャインの変更されています。
アルファード10系はマイナーチェンジで外装変更、一部装備の追加などが行われていて、特に外装のデザイン変更でフロント、リア等の印象が大きく変化しています。
アルファード20系のマイナーチェンジ前後の違いは?
引用:https://toyota.jp/alphard/compare/?padid=ag341_from_alphard_grade_compare
アルファード20系は2008年に10系の後継車として登場したモデルで、2011年9月にマイナーチェンジが実施されて後期モデルに変わっています。
20系のマイナーチェンジでは、一部装備のデザイン変更、ボディーカラーの追加、装備の追加、グレード設定の変更などが行われていて、新たなエンジンタイプの追加も同時期に実施されています。
最初にデザイン変更に関してですが、アルファード20系はマイナーチェンジでフロントグリル、バンパー、バックドアガーニッシュ、テールランプのデザインが変更されています。
▼アルファード20系前期
引用:https://www.goo-net.com/car/TOYOTA/ALPHARD/grade.html
▼アルファード20系後期
引用:https://www.goo-net.com/car/TOYOTA/ALPHARD/grade.html
フロントグリルは前期モデルが少し尖ったデザインが採用されているのに対し、後期モデルは少し丸まったデザインに変更されていて、落ち着いたデザインに変わっています。
バンパーも空気穴の部分が前期モデルと比べて拡大されていて、フォグランプ部分のデザインも変更となり、後期モデルは前期に比べてスポーティーなデザインが採用されています。
他にもアルファード20系はリア部分のバックドアガーニッシュ、テールランプのデザインが少し違い、ガーニッシュ、テールランプ共に後期型からワイドデザインが採用されていて、前期モデルと比べると横長になっています。
次にボディーカラーの追加に関してですが、アルファード20系は後期モデル登場時に新色として「ライトブルーメタリック」、「ダークバイオレットマイカメタリック」、「ダークブルーマイカ」の3色が追加されています。
10系と違って廃止されたカラーはなく、20系は後期モデルを選ぶとボディーカラーの選択肢が多数あって、カラー選びも楽しめます。
続いて、装備の追加についてですが、アルファード20系は後期モデルから一部グレードに「オートマチックハイビーム」、「運転席オートスライドアウェイ」が装備されていて、オプションで「パノラミックビューモニター」も追加できます。
オートマチックハイビームの採用でロービームとハイビームが自動で切り替わるので、ヘッドライトを手動で切り替える必要がなくなっています。
運転席オートスライドアウェイはエンジンのオン、オフ時やシートベルトの着脱時に運転席シートを自動スライドする装備で、搭載されているグレードの車両は運転席の乗り降りが快適になります。
パノラミックビューモニターはオプション装備ですが、装備すると車両の周りをカーナビ画面で確認可能となって、駐車時や見通しの悪い道の走行時の安全性アップに繋げられます。
また、アルファード20系は後期モデル登場時にグレード設定も変わっていて、前期モデルの場合、2.4Lガソリン車、3.5Lガソリン車共にX、S、Gのグレードが設定されていて、一部のグレードにはCパッケージ等の装備アップグレードモデルも登場していました。
しかし、後期モデルが登場した時に3.5Lガソリン車はベースグレードのXが廃止されて、2.4Lガソリン車はハイグレードモデルのGにCパッケージ装備車が新たに追加されています。
そして、後期モデルの登場時にアルファード20系はハイブリッドエンジンを搭載したモデルも追加されています。
アルファードハイブリッドは10系モデルのハイブリッド車が2008年に生産が終了していて、20系登場時はガソリン車のみ販売されていましたが、マイナーチェンジと同時期にハイブリッド車が復活していて、2.4Lハイブリッドエンジンを搭載したモデルが選択可能になっています。
アルファード20系は前後モデルでエクステリア、インテリアに様々な変更が実施されていて、他にもボディーカラーの追加、グレード設定の変更など、多数の違いがあります。
アルファード30系のマイナーチェンジ前後の違いは?
引用:https://toyota.jp/alphard/
アルファード30系は2015年から20系の後継車として登場したモデルで、2018年1月からマイナーチェンジ後のモデルも販売されています。
30系はマイナーチェンジで旧モデルと同じく一部のデザイン変更、装備の追加などが実施されていて、ボディーカラーの廃止、追加からグレード設定、一部モデルのエンジン変更も行われています。
最初にデザイン変更に関してですが、アルファード30系は前後でエクステリアのデザインが大きく変更されていて、特にフロントデザインは前後モデルでかなり違います。
▼アルファード30系前期
引用:https://www.goo-net.com/car/TOYOTA/ALPHARD/grade.html
▼アルファード30系後期
引用:https://toyota.jp/alphard/grade/?padid=ag341_from_alphard_navi_grade
アルファード30系のフロントデザインは前後で比べると後期モデルはフロントグリルが大型化していて、グリル周りのガーニッシュデザインも変化しています。
バンパーやフォグランプの部分のデザインも変わっていて、後期モデルは迫力があるフロントデザインが採用されているのがわかります。
また、リアデザインも少し変化していて、後期モデルはバックドアガーニッシュが前期と比べてワイドになり、テールランプのデザインも少し変化しています。
▼アルファード30系後期 リア
引用:toyota.jp/alphard/exterior/
さらに内装も一部デザインが違い、メーター、インパネ周りの木目パネルはデザインが変わり、各シートに使われている素材も一部グレードで変更されています。
▼アルファード30系後期 内装
引用:toyota.jp/alphard/interior/
次に装備の追加についてですが、アルファード30系は後期モデルから安全装置「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準装備されています。
一部グレードには車線変更のアシストを行う「ブラインドスポットモニター」、バック出庫をサポートする「リヤクロストラフィックアラート」なども標準装備されていて、後期モデルは装備追加で安全性能が大幅に向上しています。
続いて、カラーの廃止、追加に関してですが、アルファード30系は後期モデルに移行した際、「グレイッシュブルーマイカメタリック」、「シルバーメタリック」、「グレーメタリック」が廃止されました。
ただ、全グレードに「グラファイトメタリック」が追加されていて、一部グレードには「スティールブロンドメタリック」、「ダークレッドマイカメタリック」も新色として登場しています。
そして、グレード設定の変更ですが、アルファード30系は後期モデル移行時にエアロ採用のSAグレードが廃止されていて、新たにエアロ採用のハイブリッド車に「S」、エアロのガソリン車、ハイブリッド車の両方に「Executive Lounge S」の2つのグレードが追加されています。
また、標準装備車、エアロ車共に3.5Lガソリンエンジンを搭載したモデルはエンジンが「2GR-FKS」に変更されています。
3.5Lエンジン車は新型エンジンに変更されたことで出力、トルクの性能が上昇し、燃費性能も旧エンジンより向上しています。
アルファード30系は前期、後期でエクステリアのデザインは大きく変わっていて、他にも新たな色の追加、安全装置の全グレード標準搭載など、前後モデルで大きな違いができています。
アルファードマイナーチェンジ前後まとめ
引用:toyota.jp/alphard/exterior/
アルファードは登場から約3~4年ほどでマイナーチェンジが実施されている車種で、初代モデルの10系から現行モデルの30系まで、各モデルで一度マイナーチェンジが行われています。
例えば、10系の場合、マイナーチェンジ前後でエクステリアのデザインが少し変更となり、一部ボディーカラーの廃止なども実施されています。
20系アルファードは10系同じくエクステリアのデザインが変更となって、オートマチックハイビームなどの装備を一部グレードに標準装備し、利便性向上も図られています。
30系アルファードはフロントデザインが前後モデルで大幅に変更されていて、安全装備の全グレード標準装備、一部モデルのエンジン変更など、安全性能強化や燃費性能の向上なども実施されています。
アルファードはマイナーチェンジ前後でデザイン、装備などが大きく違いモデルなどもあって、特に20系、30系はマイナーチェンジでインテリア、エクステリア、各種装備の内容が大幅に変更されているのが感じられました。
アルファード10系、20系、30系のマイナーチェンジ前後の情報が気になる方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。
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