発売されてから安定した人気を保っているホンダフリードですが燃費が気になる方も多いと思います。

今回はフリードの燃費に関する情報を検証してみたいと思います。

ホンダフリードの燃費はどうなのか!?

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/ecology/

カタログに載っている燃費の数値と実際に乗った時の燃費の数値がかなり離れている経験をした方は多いと思います。

カタログではJC08モードという企画で記載がされていますが燃費を計測する方法が実走行の条件に沿ってはいるものの、トータルで良い数値が出てしまうといった事があります。

2018年からWLTCという新しい企画が始まり、市街地モード、高速モード、郊外モードの3つと平均値で、合計4つの数値を見ることができる物です。

フリードにはまだ採用されていませんが今後発売されるクルマは順次WLTCモードで計測されますから実燃費にかなり近い数値を知ることができるようになります。

フリードのJC08モードの燃費

ガソリン車

19.0km/L

ハイブリッド車

27.2km/L

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

現行型フリードの燃費は上記の通りかなり良い数値が出ていますね。

これはJC08モードの企画ですから通常の走行ではここまでの燃費は期待できません。

実際のところは7〜80%くらいだと思っていた方が良いでしょう。

なぜ実燃費よりの大幅に良い数値が出てしまうのか、実際の走行条件である市街地や郊外、高速などを総合的に走行した平均値で測るためです。

その以前は今から考えるともっとアバウトだったので燃費対策をすると相当な燃費の数値が出てしまった様です。

メーカーもクルマを販売するために燃費の良さは絶対ですから出来るだけ良い記録をだしたがるのは理解できますが、最近の様に不正までしてしまうと信頼できなくなってしまいますね。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

WLTCモードはかなり実走行に近く数値だそうですからカタログ値は要注目だと思います。

ミニバンは前面投影面積が大きいですから空力的抵抗が大きく、燃費の面ではどうしても不利になりがちですが、フリードはデザインの工夫でよくできているのではないでしょうか。

プリウスやインサイトのように低い車高で流線型のデザインが良い燃費を出すには有利で長方形のミニバンは空気抵抗が大きいのでエンジニアの苦労が偲ばれますね。

それでも、各部を工夫しての軽量化やパワートレーンの抵抗を少なくする努力などの技術の進化が大きいのでしょう。

ホンダセンシングやエアバッグなど年々と装備が増えていく中で相対的に軽量化するのは素材の見直しなどから必要なのですね。

ホンダフリードの実燃費と燃費確認した情報を紹介

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

ここまではホンダフリードの燃費についてお知らせさせて頂きました。

ここからはフリードの実際に走っている方の燃費の数値を中心に検証していきたいと思います。

ホンダフリードの実燃費をガソリン車とハイブリッド車とそれぞれ調べてみました。

ガソリン車の実燃費

14km/L

ハイブリッド車の実燃費

19.0km/L

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

上記の通りの結果になりました。

実際に走っている方の声ですから乗り方によって上下はあります。

ガソリン車の場合は街乗りが多くなれば平均値は低くなり、郊外や高速走行の比率が高くなれば高くなります。

ハイブリッド車の場合は街乗りが多ければ平均値は上がる傾向にあります。

特にハイブリッドは乗り方でかなり数値が変わってきます。

モーターを出来るだけ使用した走り方を多用する事で数キロは高くなるでしょう。

発進の時にアクセルを丁寧に開ける、平坦路では出来るだけアクセルを踏まない、必要以上に速度を出さないなどを実行することですね。

ライバル車であるシエンタの燃費もフリードと殆ど同じ数値になりました。

シエンタのガソリン車

20.6km/L

シエンタのハイブリッド

27.2km/L

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

上記はいずれもJC08モードの数値ですから実燃費もほぼ同様になります。

実際に比較してみるとガソリン車とハイブリッド車の燃費はカタログ値よりも実燃費のほうが開きが少ない事がわかります。

つまりガソリン代だけを考えるならば10万キロは乗り続けないとペイできないということになります。

エクステリアやインテリアの格差はありませんし、オプションを装着すれば仕様はほぼ同じになりますので、コストパフォーマンスを考慮するとハイブリッド車よりもガソリン車を購入した方が良いということにもなってきます。

ハイブリッドの利点はコスト面だけではなく、モーターを使用して静粛性の高い走行性能もありますし、実際には加速性能はハイブリッドが高いですね。

そういった観点もありますから予算が許す方は両方とも試乗してから購入を決めた方が後悔がないと思います。

フリードのガソリン車とハイブリッド車の販売比率はほぼ半分ずつになっていますので、ユーザーの皆さんは好みに合わせて購入している事がわかります。

フリードにはサードシートが省かれたフリード+というモデルもありますが車重はそれ程変わらないようです。

大きすぎず、しっかりと6人が乗車できてジャストサイズだという方が人気の秘密と言えそうですね。

ホンダフリードの燃費はどの程度向上していっている?

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/

ここまではホンダフリードの燃費情報や実燃費の声などをお知らせさせて頂きました。

ここからはフリードの燃費向上に関する情報を検証してみたいと思います。

先代フリードが現行型にモデルチェンジするにあたってどのくらい燃費性能が向上しているか調べてみました。

先代フリードは発売当初はガソリンエンジンのみで現行型と同じ1.5Lガソリンエンジンを搭載し、途中からハイブリッドモデルが追加されました。

初期型フリードのJC08モードの燃費

ガソリン車

16km/L

ハイブリッド車

21.6km/L

現行型フリードのJC08モードの燃費

ガソリン車

19.0km/L

ハイブリッド車

27.2km/L

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/active-safety/

上記の通りに燃費性能は順当に進化していますね。

改良の余地が少ないと言われるガソリン車でも燃費が向上しています。

そうは言っても乗り方で左右されますから無駄な消費を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。

アクセルを丁寧に扱う以外にも様々な方法がありました。

まずは走行前に必要のない荷物を積まないという事です。

ドライブ計画をしっかりと立てて道程を間違えない様にしましょう。

当たり前ですが道を間違えると無駄な燃料を使う事になります。

タイヤの空気圧をチェックする事も重要です。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

空気圧が低下すると抵抗が高まり、燃費に影響を及ぼしてきます。

エアクリーナーエレメントはきれいですか。

エンジンに送られる空気のゴミを止めているのがエアクリーナーの役目です。

これが汚れていると燃費が悪くなる原因ともなってきます。

エンジンオイルを定期的に交換するのも大切ですね。

オイルが汚れていると燃焼の効率が落ちてきて燃費に影響があります。

エンジンをかけて暖気をする方がいますが現代のクルマでは必要ありません。

始動したら急発進などを控えながらゆっくり走ってエンジンを暖めれば充分といえます。

やはり最も燃費を左右するのはアクセルワークですからそっと触れるように発進しましょう。

走行ペースを一定に保ち、急加速や急減速は極力控えます。

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/

信号が変わりそうでしたらかなり近づいてからブレーキをかけるのではなく、アクセルを抜きながら信号に近づいてそっとブレーキをかけて止まるようにしましょう。

アイドリングストップ車以外はアイドリングを無駄に続けない事も大切ですね。

燃費は意識する事でかなり向上しますから、環境に優しい運転を心がけたいものですね。

ホンダフリードの燃費や実燃費についてはこちらでも紹介しています

 

この記事を書いた人

テンさん
車はもっぱらカーシェアリング。
でも本当は・・・本当はマイカーが欲しいんです!
その溢れんばかりの情熱を記事にぶつけていっています。