SUVの王者として長年君臨し続けるトヨタランドクルーザーですが自動ブレーキなどの安全装置はどうなっているのでしょうか。

今回はランドクルーザーの運転しやすいのか運転しにくいのか、安全性はどうなのかについて検証してみたいと思います。

トヨタランドクルーザーは運転しやすいのか?

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/tss/

ランドクルーザーはかなり大柄な車体ですが実際の寸法を調べてみました。

全長4.950mm

全幅1,980mm

全高1,870mm

参考までに同じトヨタのクラウンの外寸も調べてみました。

全長4.890mm

全幅1,800mm

全高1.450mm

こうして数値にしてみるとランドクルーザーの大きさがよくわかりますね。

クラウンに対して全長で160mm全幅で180mmの差がある事がわかりました。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/tss/

切り返しの必要な狭い駐車場や住宅街の入り組んだ路地裏などでは大変になるかもしれません。

しかし、その車高の高さから視線の見晴らしは良く、遠くまで目線が行き届く事になりますから市街地ではかえって運転しやすいでしょう。

車体は四角い方が隅の感覚がつかみやすいのですがランクルは角は丸いものの長方形に近く、車両感覚はつかみやすいといえます。

右左折では前席横のピラーが太いために死角になる場合も出てきますから注意が必要です。

車高の高い4WDは後ろ席ドアの下側の視認性がドアミラーが見えにくいのでミラー自体が大型化されています。

後方の視界はリアウインドウが広くルーミーな事からとても見やすくなっています。

スポーツカーやハイブリッドなど車体後方が絞られているとどうしても後方の視界が悪くなってしまいます。

ランドクルーザーには先進的な安全機能が全車に装着されています。

クリアランスソナーや、バックソナーは超音波センサーで障害物を検知、ディスプレイに距離と位置を表示しながら前方や後方の障害物からクルマを守ります。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/tss/

メーカーオプションになりますがマルチテレインモニターはクルマの四隅に設定されたカメラからの映像を合成してモニターに表示して上から見下ろすように周囲の安全性を確認できます。

具体的な機能は駐車時の安全確認、リア左右方向の状況確認、発進時の交差点などで左右方向の状況確認、路肩への幅寄せやすれ違いをサポートします

トヨタの最上級SUVにふさわしく受動的な衝突安全ボディやエアバッグだけでなく、事故を予防するための安全装備はメーカーの威信をかけて開発されていますからますます信頼性を高めていくでしょう。

トヨタランドクルーザーの安全はどうなのか?自動ブレーキの効きは?

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/tss/

ここまではトヨタランドクルーザーの運転しやすさについてお知らせさせて頂きました。

ここからはランドクルーザーの安全機能や自動ブレーキなどについて検証をしてみたいと思います。

ランドクルーザーに搭載されているトヨタセーフティセンスは自動ブレーキを含む衝突回避支援パッケージです。

基本になるのはクルマや歩行者を認識する2種類の目、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーとそれらを総合的な制御する事で事故を避け、被害を最大限に軽くします。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/tss/

ミリ波レーダーは検知できる距離が長くて速度が上がった状況でも対応でき、単眼カメラは物体の形や大きさを認識する事ができますから、クルマ、白線、対向車のランプ、歩行者など幅広く対応可能です。

プリクラッシュセーフティ、いわゆる自動ブレーキは2種類のカメラで歩行者やクルマを検知し、ブレーキを踏めたらアシストのみ、踏めなかった場合は自動ブレーキが作動します。

対クルマでは10km/h、対歩行者では10km/h〜80km/hで作動します。

注意しなければならないのは速度が出すぎていたら高性能な自動ブレーキであっても止まりきれないという事ですね。

反対にいうと止まれる速度域ならば、人間の動作よりも素早く作動してくれますから素晴らしい機能だと思います。

ただ、あくまで運転を支援する機能ですから過信しすぎない事が重要です。

レーダークルーズコントロールはミリ波レーダーの情報で前車を認識して、設定した速度の中で適度な車間距離をとりながら追従走行ができます。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/tss/

これは50km/h以上で作動可能になっていますが他のメーカーのようにストップ&ゴーの機能はまだ採用されていないようですね。

レーンデパーチャーアラートは道路の白線をカメラが認識してドライバーがウインカーを出さないで車線を外れようとした時にブザーとディスプレイで表示します。このシステムは幅3m以上の道路を50km/h以上で走行している場合に作動します。

オートマチックハイビームはハイビームとロービームが自動的に切り替えられます。

基本的にハイビーム走行可能と判断した場合は常にハイビームで走行し、前車や対向車のライトを検知すると自動ハイビームをロービームに切り替えます。

これら4つの機能を総合的に制御するシステムがトヨタセーフティセンスですが、カメラ機能の進化によって検知できる対象や精度が年々向上していくものと考えます。

トヨタランドクルーザーの横滑り防止機能の性能を知りたい!

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/active/

ここまではトヨタランドクルーザーの乗りやすさや自動ブレーキ、安全性についてお知らせさせて頂きました。

ここからはランドクルーザーの横滑りほさを含む先進的安全機能について検証してみたいと思います。

ブラインドスポットモニターはZXのみに標準装備になりますが隣の車線を走るクルマをレーダーで検知し、斜め後ろを走行する視認しにくい所を走行する車両の他に急接近するクルマも含めてドアミラー内のLEDインジケーターに表示されます。

リアクロストラフィックアラートはメーカーオプションですが駐車場から後退する時、左右の後ろから接近してくるクルマをブラインドスポットモニターのレーダーで検知し、ドアミラーのインジケーター点滅とブザー、ナビの画面内での表示でドライバーに注意を促します。

タイヤ空気圧警報システムもメーカーオプションになりますがスペアタイヤを含めた四輪の空気圧をマルチインジケーターに表示し、空気圧が低下すると警告を出して注意を促します。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/active/

GXを除く全てのグレードにLEDヘッドランプを採用、点灯速度が高くて明るく、消費電力が少ないのが特徴で前車や対向車に対する迷惑を防止する車両の姿勢変化に関わらず光軸を一定に保つオートレベリング機能がついています。

ヘッドランプクリーナーは降雪時やオフロード走行の後などにヘッドランプの汚れを洗浄液を吹き付ける事によって洗い落とします。

VSC横滑り防止装置は急ハンドルで生じた滑りやすい路面でのクルマの横滑りをセンサーで検知し、四輪のブレーキとエンジン出力を制御してクルマの姿勢をコントロールします。

ランドクルーザーでは10個のエアバッグが衝突の衝撃を緩和します。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/active/

デュアルステージSRSエアバッグ、ニーエアバッグは前席の乗員を車両前方からの衝撃から守ります。

頭から胸の上半身と膝などの下肢に衝撃を分散して緩和される機能が備わっていますね。

サイドエアバッグは車両の側方からの衝突から乗員の胸部を守ります。

引用:https://toyota.jp/landcruiser/safety/active/

カーテンシールドエアバッグはフロントピラーとルーフサイドレールに格納されたエアバッグが乗員の頭部側面を保護し、緩和します。

最上級のSUVにふさわしい安全機能の数々ですが、あくまでドライバーの補助機能ですから、慎重な安全運転が乗員を守る第1の手段になるでしょう。

万が一の事故に遭遇した場合でも事前に検知して避けられますし、ボーダーラインを超えるか超えないかが安全機能によって守られるのは素晴らしい事ですね。

トヨタランドクルーザーは運転しやすいのか?についてはこちらをチェック

 

この記事を書いた人

テンさん
車はもっぱらカーシェアリング。
でも本当は・・・本当はマイカーが欲しいんです!
その溢れんばかりの情熱を記事にぶつけていっています。