自動車にとって大きな問題なことはリコールとして扱われます。
基本的にリコールは無料で対応します。
では現行のセレナのリコール状況はどのような状態なのでしょうか。
また過去にリコールがあったのか、またあった場合はどのようなことだったのか
早速みていきましょう。
Contents
日産セレナの不具合報告はどんな感じ?
車は基本的に量産車なので、必ず不具合というものが発生します。
しかし、日本のモノづくりに関しては世界最高レベルと言ってもいいでしょう。
世界的にみても本当にいい車を作っている国はドイツと日本だけと言われているほど、日本の車作りは非常に良いものです。
海外にもたくさん日本の車は輸出されていますから、それが何よりの証拠です。
また日本の経済は車によって成り立っている部分がありますから、日本の車が良いと言われているのにはしっかりとした理由があるわけです。
しかしそれでも不具合というものは起きてしまうものです。
特に新車になると、パーツの組み合わせなどが前のモデルとは変わってきますから、その分不具合が発生してしまうものです。
しかもこれは日本に限らず、世界中の車が新車には不具合が多いというものです。
なので、まず前知識として、新車は不具合が多い傾向がある、ということは覚えておきましょう。
実際のセレナの不具合は?
では実際におきているセレナの不具合はどのような現象でしょうか。
様々な情報を元に少しまとめてみました(リコールは除く)
また故障に関していえば、車の使い方や使っている環境などにも依存するので、代表的な故障だけをピックアップします。
CVTの不具合
CVTとは無段階変速機のことで、ミニバンなどに採用されることが多いギアのことです。
CVTの利点としては、ギアのように1速、2速、という概念がなく、スムーズな走りを提供してくれるのが利点になります。
セレナのような車は街乗りがメインなので、変速ショックの少ないの方が良いわけですが、セレナこのCVTの不具合が多いようです。
どのような不具合が多いかと言いますと、CVTなのに変速ショックなような現象が起きるようになった、また変速に長いラグがあるなどです。
このような現象が起きた場合は速やかにディーラーに持っていて見てもらうことをオススメします。
またよく聞く話ですが、アクセルを踏んでいるのにCVTの反応が遅いというのはCVTの特性なので、故障ではありません。アクセルを踏んでいるのにCVTが切り替わらないのは故障ですが、反応に多少のラグがあるのは不具合ではありません。どうしても気になる場合はディーラーに持ち込みましょう。
自動スライドドアの不具合
ミニバン必須のアイテムとも言える自動スライドドアですが、こちらの不具合もよくあるようです。
毎日使っているのであれば、それだけモーターや油圧などが消耗していきますから、不具合も多くなります。
また逆に全く使わないのも故障の原因になりますで、定期的に使うようにしましょう。
特に自動スライドドアは自動挟み込み防止などが付いておりますので、不具合が起きた場合は早めに見てもらうことをオススメします。
コンプレッサーの不具合
コンプレッサーはエアコンを作動させる際に重要なパーツで、特に夏場などでは活躍し、コンプレッサーが作動しないと冷えた空気を出さなくなってしまいます。
セレナはコンプレッサーの不具合が多いようで、家族で出かけた際にコンプレッサーが壊れてはエアコンが効かないなど大変なことになってしまいます。
現象としてはやはりエアコンが効かなくなることで、クーラーを使っているのにエアコンが効かなくなった場合はコンプレッサーの不具合の可能性が高いです。
またコンプレッサー以外にも、オルタネーターやプーリーの不具合の可能性も高いので、車に何らかの異常が出た場合は速やかにディーラーに持っていき、車を診てもらいましょう。
余談ですが、エアコンが効かないではなく、エアコンが効きづらくなった、というのは故障というよりもエアコンのガスが抜けていることや、フィルターが汚れている可能性がありますので、この場合はクリーニングをすれば直りますので、そちらも対処してみてください。
日産セレナのリコールの情報を知りたい!
最新のセレナのリコール情報は今年の2018年7月27日に発表されたものになります。
内容はパーキングレンジに入れた際にしっかりと車輪が固定されていないことが発生し、最悪サイドブレーキを引いていないと車が動いてしまうというリコールでした。
その次は2018/06/29に自動車の完成検品を任命が受けていない人が行ったことによるリコールです。
またその前のリコール情報は去年の2017年12月14日に発表された基盤の半田付の不備のリコールになります。
防湿剤が基盤の電流と接触し、最悪車が発火してしまう恐れがあるためにリコールとなりました。
2017年01月27日はABSの不具合のリコールが出ました。
明らかな人的ミスのリコールは除いては、少し多いと言えるリコール回数です。
では、今後リコール対象になった場合はどのようにその情報を知ればいいのでしょうか。
その方法を見てみましょう。
リコール対象車には郵便が届く
まずセレナを所有している場合は自宅にリコール届けがきます。
交換や修理内容が記された郵便が届き、期日までにお近くのディーラーまで持ってきてもらうようなことが書かれています。
こちらが一番早くリコールの情報を知ることができる方法で、リコールは自分たちで見つけ出すことは非常に難しいので、受け身のように事後に知ることができます。
メーカーHPと国土交通省で調べることができる
引用:http://www.mlit.go.jp/
こちらの画像は国土交通省に乗っているリコールの流れの画像になります。
画像の通り、リコール情報は必ず国土交通省に通されてから発表されます。
企業だけに止まることではないので、必ず国を通してこの情報を発表しますので、しっかりと開示することが必須になります。
なので、リコール情報は過去のリコール情報も含め、国土交通省やメーカーホームページに不具合内容や対象車、また何年製造の車が対象なのかなどが記載されています。
またリコールは新車はもちろん、中古車や年式に関わらず対象になります。その際メーカーは無償で受け付けるので、もし中古車を購入した場合はこのように国土交通省やメーカーホームページでリコール対象車なのかを調べることをオススメします。
リコールは車に対する重大な欠陥や不備なので、購入者に非がある訳ではないので、必ず受けるようにしましょう。
日産セレナの不具合とリコール対応状況まとめ
では日産セレナの不具合やリコールの対応はどのようになっているのでしょうか。
日産に限らずの話ですが、年間どのくらいの台数なのでしょうか。
次の画像を見てみてください。
引用:http://www.mlit.go.jp/
このように年間500万台以上リコール対象車があります。
またメーカー側が不具合に対して何も対処しない場合は国土交通省から勧告がいき、強制的にリコール命令をします。
引用:http://www.mlit.go.jp/
このようにリコールに関しては国は重く受け止めているので、メーカー側は対応をしなければいけないのが事実になります。
なので、リコールに対する修理はメーカー側は必ず受けないといけない、ということです。
冷静に対応しよう
もし自分乗っているセレナに不具合やリコールの届けが来ても冷静に対応しましょう。
不具合の場合は修理になりますが、リコールは重大な事故になりかねないことなので、落ち着いて対応しましょう。
その場合は速やかにディーラーに持っていき、リコール届けを同時に持っていき診てもらいましょう。
何もなければそれでいいですし、問題があれば無料で交換、修理をしてくれます。
中古車の場合は、自分で調べる必要がありますので、調べた内容をディーラーに伝えて交換、修理をしてもらいましょう。
リコールは対応しなければ企業信用に関わる
メーカー側がリコールに対応しない場合や、隠蔽している場合はそれは企業の信用に関わる問題になります。
また重大な事故が起きてからでは遅いので、リコール問題は企業にとっては真摯に受け止める事態なのです。
なので、セレナのリコール問題は全て対応されていると言えます。
基盤の発火の恐れの問題や、ABSの不具合、また検査員の不正など、またセレナ以外の日産の車のリコールなどは全て対応していると言えます。
人為的なミスを除き、不具合やリコールは起きてしまうものなので、また新車に不具合は付きものです。
マイナーチェンジなどはその改良を含めたものなので、もし所有しているセレナがリコールの対象になった場合は冷静に対応して、適正な検査や修理を受けてください。