プリウスα(40系)の前期と後期の違いを紹介します。

実は「40系」という名称はベースのプリウスの型番です。

簡単に言えば2018年12月時点では「40系=プリウスα」ということになるわけです。

そんな40系のプリウスαでも前期と後期ではちょっとした違いがあるのをご存知ですか?

そこで今回はプリウスα(40系)の前期型と後期型の違いについて紹介していきたいと思います!

プリウスα(40系)の前期後期違い 外観はどう変わった?

モデルサイクルが8年目となるプリウスαですが、2014年11月にマイナーチェンジが行われました。

この2014年11月を境目に前期型と後期型で分かれるわけですが、そもそもこの前期型と後期型とでは一体どんな違いがあるのでしょうか。

まずは外観の違いについて確認してみましょう!

ヘッドライト周り

ヘッドライト周りはプリウスαの前期型は後方に直線的に伸びる形状のヘッドライトでした。

それに対して後期型では後方に湾曲した形で伸びるような形状になっています。

また、後期ではバンパー両サイドのえぐれている部分がより大きくなりました。

前期型ではその位置にウインカーが配置されていたのに対し、後期型ではLEDのデイライトが装着されています。

後期型のウィンカーはヘッドライトユニット内に移動となりました。

テールランプのインナーカラー

前期型のテールランプは全面がクリアで、当時のハイブリッド車のトレンドを踏襲するものでした。

これが後期型ではインナーが赤に変更されています。

フォグランプのLED化

前期型のフォグランプのバルブがハロゲンバルブだったのに対し、後期型ではLEDに変更されています。

エアロパーツの変更

バンパーとグリルが変更されています。

後期では前述のバンパー両サイドのえぐれている部分に平行するような形で、フロントバンパー正面開口部のデザインがより大きなものに変更されています。

これによって前期型に比べると後期型は立体感のあるデザインとなっています。

またグリル部分についても前期型よりも深い角度でVの字となっています。

後期型はヘッドライトの形状変更とあいまって、トヨタの最近のデザインであるキーンルックを強調したものとなっています。

G’s及びGR SPORTの追加

後期型ではよりアグレッシブな外観となったG’sが2014年12月、その後継モデルGRスポーツが2017年11月に追加されています。

単眼カメラ(2017年11月以降)

2017年11月にToyotaSafetySensePがプリウスαの全車に標準装備になりました。

それによってバックミラー前方に単眼カメラが設置されています。

同時にミリ波レーダーも搭載されました。

ただしこちらについてはグリルの奥にあるため外観上で変化はありません。

プリウスα(40系)の前期後期の外観の違いのまとめ

このように、プリウスαは後期型になって、より立体感があるアグレッシブなデザインになったと言えるでしょう。

プリウスα(40系)の前期後期違い 内装はどう変わった?

先程紹介したとおり、プリウスαは2014年11月のマイナーチェンジで、よりアグレッシブで立体感のある外観になりました。

しかし、車内についてはどのように変更されたのでしょうか。

車内のインテリアは常に目に入るところですから、車を選ぶ際の重要な要素とお考えの方もいらっしゃるかと思います。

そこでここでは今後の車選びの参考となるようにプリウスαの前期型と後期型の内装の違いを見ていきます。

インパネ中央部

インパネ中央部のパネルがグレーのメタル調のものから、幾何学模様のピアノブラックのものへと変更されています。

ドライバーからも助手席からもよく目に入るようなインパネ部の意匠変更により、多くの人が質感の向上を感じられるものとなっています。

4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ

プリウスαはダッシュボードの中央に各種メーターが配置されていますが、後期型では、その中央部にこの4.2インチディスプレイが配置されています。

カーナビ等の機能を持つモニターとは別で、このモニターではエコ運転に役立つ情報やその他ドライバーが必要な情報等を見やすく、わかりやすく表示します。

シート・インテリアカラー

後期ではインテリアカラーが変更となり、ブラックとグレージュの2色となっています。

グレージュとは、グレーとベージュを合わせた色で、女性のヘアカラーの選択肢として流行している、透明感のある色です。

アームレスト

前期型ではファブリック素材のアームレストでしたが、後期型ではこれが革張りのものに変更されています。

これにより小さなゴミなどが付きづらくなったという声もあり、前期型ドライバーの中でも後期型のアームレストにつけ変えている人もいるようです。

その他、後期型では運転席パワーシートが標準装備となっています。

このように、モデルチェンジにより後期型は全般的に内装の質感、機能性が向上していると言えるでしょう。

プリウスα(40系)の前期後期違い 機能面で差はある?

プリウスαの後期型は前期型に比べてより立体感がある外観になり内装も上質になりました。

次に気になるのは機能面で差はあるのか、ということですよね。

元々プリウスαは乗り心地やユーティリティ等の機能面で評判が良く、ベースとなっているプリウスより上質とも言われていました。

実際、それらがマイナーチェンジでどう変わったのかを見ていきましょう!

安全装備

まず重要なのが安全装備です。

実は安全装備は前期型と後期型で大きく変わっています。

確かに前期モデルでも以下の装備はオプションではありながらも装着は可能でした。

装備名 説明
レーダークルーズコントロール 前を走っている車と一定の距離を保ちながら走行できる機能

しかし、後期型ではそれに加えてこちらの装備も装着可能となっています。

装備名 説明
オートマチックハイビーム ヘッドライトのハイとローを自動で切り替える機能
レーンディパーチャーアラート 走行中に車線を逸脱しそうな時に警告をする機能
プリクラッシュセーフティシステム 衝突回避軽減システム

さらに、2017年11月には上記の機能を備えたトヨタセーフティセンスPがなんとプリウスαの全車に標準装備になりました。

衝突回避軽減システムは最近では多くの車に搭載されているので、プリウスαを中古で買うにしても、ぜひ付いていてほしい機能ですよね。

リセールバリューの面で考えても、この安全装備の差は、中古車としてプリウスαを購入する際に重要な要素となるでしょう。

安全装備の進化の流れに乗るのであれば、やはり新しい年式の車両を狙いたいですね。

走行性能

元々プリウスαは本家のプリウスに比べて良質な乗り味だと言われていました。

後期型でも、そのしなやかさ、乗り心地の良さは変わらず顕在しています。

とはいえ、走行性能という面で見ると前期型と比べてそれほど大きく変わってはいないと言われています。

なあ、前期型の時点で既に走行性能の質がほぼ完璧のレベルだったので、変更する余地がなかったということでしょうか。

その他の機能の違い

フォグランプのバルブがハロゲンランプからLEDに変更されました。

また、1つの光源でロービームとハイビームの切り替えができるLEDヘッドライトが一部のグレードに標準装備となりました。

総括していえば、プリウスαの前期型と後期型の機能面での大きな差は、安全装備にあると言えるでしょう。

プリウスα(40系)の前期後期違いのまとめ

今回はプリウスα(40系)の前期型と後期型について

  • 外観
  • 内装
  • 機能面

を比較してみました。

プリウスαはちょっといい値段がするだけに中古での購入を考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで前期型と後期型が違うということを知っていると知らないとではやはり満足度が違います。

もちろん、デザイン面で前期型のほうが好き、ということであれば前期型を選ぶのは問題ありません。

ただし、その他の面から言えば後期型が圧倒的に有利なのは間違いないですよね。

プリウスαの新車であれば後期型一択なのは言うまでもないですが、中古を選ぶ場合はぜひともこの違いをしっかりと抑えておきましょう!

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!!

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この記事を書いた人

エフ5
IT系サラリーマン。
ペーパードライバー歴はウン十年だが、毎日いろんな車を乗り回してる自分を妄想する日々を送っている。