高級ミニバンの代表格であるトヨタのヴェルファイア、購入を検討しているなら知っておきたいのがカタログ燃費と実燃費の違い。

今回はヴェルファイアの新型モデルやハイブリット車の燃費や、燃費向上の件についてお話していきます。

ヴェルファイアのカタログ燃費と実燃費の違い

引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20180201-20103569-carview/

実際に車を購入する際は、カタログを参考にすると言う人は少なくありません。

その際、比較検討する材料の一つとして燃費があります。

勿論なるべく燃費の良い物を選ぶ方が、今後のガソリン代等の費用も安くなると言うメリットがあります。

その為、車の購入の際は色々な車のカタログを取り寄せ、そこに掲載されている燃費を比較の軸として検討することが一般的に行われているのです。

ただ、実はカタログ等に掲載されている燃費と、実際に乗った時の物、つまり実燃費との間には少々差が発生してしまいがちです。

例えば、ヴェルファイアの場合はカタログを見るとグレードやエンジンのサイズによっても変わりますが、11km/L程度と表記されている物も存在しています。

しかし実際に一般道を走行する際は、大体そのカタログに掲載されているものの約6割程度の数字となってしまいます。

さらに高速道路を走行した場合は、カタログに掲載されている数字の約9割程度の数字となっていることが少なくありません。

引用:https://gazoo.com/article/salespoint/150126_4.html

ではどうしてその様な数字が出てくるかというと、カタログに書かれている数字はかなりコンディションの良い状態で走った時の数字だと言うことが大きく関係しています。

しかし一般道を走る場合は、信号などで停止する事もあるし、渋滞に引っかかる事も有ります。

勿論高速道路の方が一般道に比べると停止したりする事は少ないのですが、それでもやはりいつも同じ速度で走り続ける事が出来る訳ではありません。

そのため、実際にカタログに書かれている燃費に比べると、実燃費の方が悪くなってしまうのです。

とはいっても、この数字の変化自体は決して珍しい事ではなく、ヴェルファイア以外にもすべての車種に共通して言える事です。

勿論その車体の大きさ、さらにどれ位の人が載るのか、どの様な道路を走るかによっても数字は大きく変わってくる事も有りますが、多かれ少なかれ、実燃費と言うのはカタログに掲載されている数字に比べると低くなりがちです。

ヴェルファイアの燃費は悪すぎるのか

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/37926

トヨタのヴェルファイアは、若年層をターゲットに作られた車です。

高級ミニバンと言う代名詞が付いている車ですが、その積載量や車体の大きさから、燃費が悪いのではないかと言われる事は少なくありません。

ヴェルファイア自体は、ガソリン車の排気量は3.5Lと2.4Lの2種類になっており、グレードなどによっても変わってきます。

カタログの方では2.4Lの方は11km/L以上の燃費を誇っていますが、市街地で乗ると勿論そこまでの数字が出る訳ではありません。

信号待ち等によるストップ&ゴーが大きく関係しているからです。

しかし、信号や渋滞が無い高速道路の場合は、大体カタログに掲載されている位の燃費となっています。

また3.5Lの方はカタログ燃費は9.5km/Lとなっていますが、もちろん市街地では大体その約6割程度、さらに高速道路の場合は約9割程度の燃費を誇っています。

引用:http://www.solarimpact-zero.co.jp/post-8065/

またハイブリッド車の場合はガソリン車に比べるとより1リットル当たりの走行距離が長く、18km/L以上の数字も出ているのです。

では実際に燃費が悪すぎるかどうかという事に関して言うと、同じ位のスペックの他のメーカーの車と比べてみても、実は決して悪いと言う事は有りません。

実際に他のメーカーの方が少々悪いと言う車種も存在しているからです。

したがって、ボディの大きさ、さらに沢山の人や荷物を載せる事が出来ると言うこと等から、どうしても燃費が悪いというイメージを抱かれてしまいがちの車ですが、決して他の車よりも劣ると言う事は無いと言えます。

もちろんこれらの数字はその人の乗り方によっても大きく変わってくるため、一概に燃費の良しあし名言する事はできません。

ただ一般的にミニバンやワンボックスと言うのは車体が大きくエンジンも大きいので、どうしてもガソリンの消費量は多くなりがちです。

だから小型車に比べると確かにガソリンが沢山必要となりますが、同じタイプの車と比べると決してヴェルファイアは見劣りすると言う事はないと言えます。

ヴェルファイアの燃費は?新型モデルは燃費向上

引用:https://www.braveryk7.com/vellfire-executive-lounge-z/

トヨタの大型ミニバン「ヴェルファイア」は初代からモデルチェンジをし、いくつかの点で進化を遂げました。

その内の一つが燃費向上です。

旧型と新型いずれのラインナップもガソリン車およびハイブリッド車が並びます。

ガソリン車には3.5リットルと2.5リットルのエンジンがあり、排気量とグレードによって若干燃費性能が異なります。

旧型ハイブリッド車は、ガソリン1リットル当たり18.4kmから19.4kmの燃費で、この点に関しては新型もほぼ変化はなく、ハイブリッド車に関しては当初より燃費に配慮した構造でした。

一方でガソリン車では旧型と新型でやや違いがあります。

初代からのモデルでは、ガソリン1リットル当たり9.1kmから12.4kmの範囲ですが、新型では10.4kmから12.4kmとなりグレードによっては明らかに燃費が向上しています。

新旧で差が生じるのは排気量が3.5リットルのガソリン車で、2.5リットルではハイブリッド同様に変化はなく、11.4kmから11.6kmです。

したがって燃費だけでグレードを検討する必要があるのは、ガソリン車で排気量3.5リットルの場合といえます。

引用:https://www.diylabo.jp/column/column-478.html

ちなみに走行距離が最も低いエンジンは、公表データによると排気量3.5リットルの4WDでオートマチックの車です。

もっともヴェルファイアに関しては燃費だけで判断できる車ではなく、安全性能や走行性能に加えホテルのラウンジのような高級感あふれる内装など乗る人の快適性を追求したミニバンです。

その証明として燃費と価格が必ずしも比例しません

人それぞれライフスタイルや趣向によって好みは変わるのが当然です。

車を選ぶとき価格は大切な要素ではありますが、ヴェルファイアは実用性に増してラグジュアリーな乗り心地が特徴ですから、できればその贅沢を堪能しつつ、燃費や価格に目を向けたいものです。

ヴェルファイアは外観や内装はもちろん乗る人の立場でさまざまな性能を進化させ続けています。

ヴェルファイアのハイブリッド車の燃費について

引用:http://kakaku.com/kuruma/used/spec/Maker=1/Model=31757/Prefecture=13/

ヴェルファイアは、トヨタ自動車が製造、販売をしている人気のミニバンです。

アルファードと兄弟車であり、アルファードがラグジュアリー路線であるならば、ヴェルファイアは先進的でアグレッシブな路線となっています。

そのヴェルファイアには、様々なパワートレインが用意されていますが、その中にはハイブリッド車も含まれています。

ハイブリッド車の心臓部となるエンジンは2.5リッターにモーターを組み合わせたものとなります。

ハイブリッドであれば、どれも燃費が似通っているという印象ですが、ヴェルファイアの場合はグレードによって若干の差があります。

最も燃費が良いグレードは2.5X4WDとなっており、リッターあたり19.4kmという良い数値となっています。

それから、2.5Z4WD、2.5V4WD、2.5ZR4WD、2.5VR4WD、2.5ZR4WDいずれのグレードもリッターあたり18.4kmという良い燃費となっています。

最も良い数値となっている2.5X4WDと比較しましても、リッターあたり1kmの差となっており、大差はありません。

引用:https://www.picars.jp/case/-/-/001/198/

その差の要因としましては、装備の重量によるものです。

上級グレードの車両になるほど装備が充実してきますので、その重さによって燃費の数値に差が生じます。

実際にヴェルファイアを走行させてみますと、燃費を補助するタイプのハイブリッド車ですので、低速域では積極的にモーターが介入をします。

それによって、エンジンがあまり動作することはありませんので、街中での走行になりますとカタログ数値と同等もしくはそれ以上の燃費を記録することができます。

特に渋滞ではモーターで動きますので、ガソリンを消費することは少ないのです。

高速巡航となりますと、モーターはパワーのアシストとなりますので、動力のメインはエンジンとなります。

よって、ガソリンを消費しますので、カタログ数値と同等もしくは若干下がることがあります。

しかし、大幅にカタログ数値の燃費を下回ることはありません。

平坦な街中、高層巡行、上り坂などを走行したトータルの燃費を見てみますと、カタログ数値には到達します。

トヨタ・ヴェルファイアの試乗の評価や試乗レポートのポイントはこちら!

この記事を書いた人

マーサ
神奈川県出身・定年を過ぎ時間をもて余しています。ドライブには湘南・箱根エリアをTIDAで乗りまわしています。