2011年に登場して以来、絶大な人気を誇っているトヨタのアクア。燃費の良さはよく言われていますが、安全性能はどうなのでしょうか?
装備されているそれらの機能について分かりやすく解説していきましょう。更にはアクアのユーザーさん達からの安全性能についての口コミも御紹介していきますね。安全性能が強化される中、現在のアクアの安全性能は向上しているのでしょうか?徹底解剖していきたいと思います。

トヨタ アクアの安全性能の機能

現在のアクアには様々な安全機能が装備されています。
先ずは標準装備されているものから解説していきましょう。

「ドライブスタートコントロール」

下画像のように(一例ですが)シフト操作による急発進をディスプレイで知らせると共に制御する機能です。

「ヒルスタートアシストコントロール」

坂道発進での不安なずり落ちを和らげてくれる機能です。
2013年の一部改良から坂道感知機能が新しく追加されました。

「VSC&TRC」

VSCは横滑り時にエンジンの出力とブレーキの調節を行って車体の安定を保ちます。
TRCは発進と加速においてのアクセル操作を楽にしてくれます。
どちらもあると助かる機能ですね。

「EBD付ABS&ブレーキアシスト」

走行状態に応じてブレーキを抑制します。

「車両接近通報装置」

自車速度が25㎞/hまでのEV走行やバックしている時に車の接近を歩行者に音で知らせます。(ハイブリッド車ならではの機能と言ってもよいでしょう)

「緊急ブレーキシグナル」

急ブレーキがかかるとハザードランプが点滅して後ろの車に知らせます。(後ろからの衝突を防ぐため)

「SRSエアバッグ(運転席&助手席)」

※メーカーオプションで、SRSサイドエアバッグ(運転席&助手席)とSRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)を付けることができます。

「WILコンセプトシート」

運転席と助手席にむちうちを和らげるシートを使用。

「全方位コンパティビリティボディ構造」

アクアのボディは衝突安全ボディGOA。重量などの異なった車との衝突での両方の安全を考慮に入れた構造となっています。
ボディの強化は2013年と2017年に行われ、更には2017年にはタイヤのサイズを175/65R15→185/60R15へとupし、操縦の安定性を向上させました。

これらの機能に加えて2015年から先進安全機能「Toyota Safety Sense C」+先行車発進告知機能」がL/S以外のグレードに標準装備されました。(L/Sにはメーカーオプション)
2018年には「Toyota Safety Sense」と改め、これまでになかった昼間の歩行者を検知対象に追加。更にはインテリジェントクリアランスソナーを全てのグレードにメーカーオプションとしました。
現在の特別仕様車「S“Style Black”」「Crossover“Glam”」にはこれら全ての機能が特別装備されています。
それでは先進安全機能について解説していきましょう。

「Toyota Safety Sense」には3つの性能があります。

▷プリクラッシュセーフティ
レーザーレーダーと単眼カメラで前の車や昼間の歩行者を検知して事故の予防や被害を軽減するサポートを行う機能。ブザーとディスプレイで知らせブレーキが踏めた時には援助、踏めなかった時には自動(被害軽減)ブレーキが働きます。(自車速度の制限あり)

▷レーンディパーチャーアラート
道路上でウィンカーも出さないのに白線・黄線からはみ出しそうになった時、ディスプレイとブザーで知らせます。
※但し、車線の幅が3m以上で約50㎞/hで走行している場合。

▷オートマチックハイビーム
ハイ&ロービームを自動で切り替える機能。(自車速度約30㎞/h以上)

「先行車発進告知機能」
信号待ちなどでの停止中に前の車の発進に気付かず、ブレーキを踏んだままの状態の時にブザーとディスプレイで知らせます。(前の車が4m以上進んだ場合)なお、シフトがPまたはRの位置にある時は作動しません。

「インテリジェントクリアランスソナー」
車庫入れなどをする時に静止物が近づくと表示とブザーでドライバーに知らせる機能。接触を和らげる機能も追加されています。
ここ近年で増加しているアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の軽減をサポートする機能です。

ソナーはコンビニなどのガラスも検知してくれます。

他にも…
*LEDフロントフォグランプ
悪天候での視界を良好にしてくれます。(L以外にメーカーパッケージオプション)
*Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ+フロントターンランプ
ハイ&ロービームを1灯で切り替え。前の車や対向車が眩しくないように照射軸を調節するオートレベリング機能付き。
※L以外にLEDフロントフォグランプとセットのメーカーパッケージオプションとなります。

*LEDリヤフォグランプ
視界の悪い時に後ろからの車に見やすくします。(メーカーオプション)
*バックカメラ
車庫入れなどでバックをする時に後ろの視界を画面に表示して運転のサポートをしてくれます。(L以外にメーカーパッケージオプション)

※2018年4月の一部改良前の、一部のモデルに取り付ける「踏み間違い加速抑制システム」が昨年の12月に発売されました。
超音波センサーと表示機を取り付けることによって障害物(3m以内)を検知し、ブザーと表示機で知らせるという機能。アクセルを強く踏んだ場合には加速が抑えられると共にブザーと表示にても知らせます。(バック時は約5㎞/h以上でアクセルを踏んだ場合)※

以上が安全性能の機能の解説です。
安全にアクアの運転が楽しめるようにサポートしてくれているのが分かりますね。ですが本当に大丈夫なの!?と思われている方もいるのでは?続いてはその信頼性についてお話していきましょう。

トヨタ アクアの安全性能は信頼できる?

先ほどお話したようにアクアには数多くの安全性能がありましたが、どのくらい信頼できるの?本当にサポートしてくれるの?と思う方もいるでしょう。
トヨタの公式サイトでは特に先進安全性能においては、
*道路の状態によってや悪天候などの時には作動しない場合がある。
*性能を過信しないこと。
*あくまでも支援システムであること。
*状況によっては正しく作動しない場合があること。
*センサーの前部分に水滴が付いたり、曇ったりすると性能が低下する場合がある。(フロントのウィンドウガラスの水滴や曇りなどは取り除くこと)
などが注意事項として上げられています。

例えばプリクラッシュセーフティで自動(被害軽減)ブレーキが作動するのは、対車 自車速度 約10~80㎞/h 対歩行者 自車速度 約10~65㎞/h。ブザーは、対車 自車速度 約15~140㎞/h 対歩行者 約15~65㎞/hと制限があります。
また激しいカーブやupダウンのある所、車が飛び出してきた時などでは作動しない事もあること。カーブの始まりに標識やガードレールなどがある場合は衝突の可能性が低くても作動する事もあるとのこと。

インテリジェントクリアランスソナーのソナーの検知する範囲と作動速度には限界があるとのこと。

一部を取り上げてみました。詳しい内容はトヨタの公式サイトから確認することができます。
このように安全性能にも限界があります。
ですがこれらの性能によって事故を削減することができたという報告もありました。
まずはドライバーである私たちがしっかりと安全確認をし、交通ルールを守って運転することが大切ですね。それを更にサポートしてくれるのが安全性能であると捉えましょう。

トヨタ アクアの安全性能の口コミ

アクアの安全性能についてどのような口コミが寄せられているのでしょうか?まとめてみました。
☆先行車との車間距離が近くなった時に自動ブレーキが作動して助かった。
☆先進安全機能と燃費の良さが決め手となりアクアを購入した。
☆安定感のある走行。 ☆高速道路を走っても安定性がある。
☆LEDランプは明るくて夜の視界が良い。
☆安全機能が付いているので安心感がある。
☆コーナリングでも安定している。
★物に反応しない時があった。
★ABSが正しく作動しなかった。
☆レーンディパーチャーアラートは高速道路で役に立った。
☆バックカメラによって車庫入れに自信がついた。

このように安定感のある走りに満足されている方、安全性能があることで安心されている方がおられました。
安心感があると心に余裕ができて安全運転にもつながっていきますよね?安全性能はドライバーさんに安心感を持たせてくれるものでもあるのですね。ですが安心が過信にならないように気を付けないといけませんね。

トヨタ アクアの安全性能まとめ

アクアの安全性能を特集してお届けしてきました。
アクアには多くの安全性能があり一部改良やマイナーチェンジによって安全性能は向上してきています。
更にオプションで安全性能をupさせることもできます。
ですが過信しないことが大切であることもお伝えしました。
常に安全確認を自分の目と耳で行うこと、交通ルールを守ることが大事です。
安全性能の注意事項もきちんと確認することも忘れてはいけませんね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

ドリーム
アウトドア好き、車好きで5児の父親やってます!
シエンタに乗って5年、密かにアルファード狙ってます^^