2.0Lハイブリッドと2.5Lガソリンエンジンで軽快な走りが売りのスバル・フォレスター。
とてもスムーズな走りのため、どこまでもドライブしたくなります。
そうなると、気になるのが燃費ですよね。
カタログ燃費と実燃費で差が出てしまうことはかなりあります。
この記事では、スバル・フォレスターの燃費と実燃費の差や、燃費向上する乗り方についてご紹介したいと思います。
フォレスターの燃費情報
それでは、フォレスターの燃費情報(カタログ燃費)について見ていきたいと思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/driving/platform.html
フォレスター2.5Lガソリンエンジンモデルのカタログ燃費
フォレスターの2.5Lガソリンエンジンモデルの燃費は、
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/driving/2.5engine.html
このように、最大で14.6㎞/L程の燃費になるようです。
2.0Lを超える排気量の車は、燃費が悪くなる傾向にあります。
ちなみにですが、同じ排気量(2.5Lガソリンエンジン)、同じくらいの車重であるマツダ・CX-5の最大燃費は13.8㎞/Lとなっています。
そんな中でも、フォレスターの2.5Lガソリンエンジンは、14.6㎞/Lとそこまでの大差ではないですが、このクラスとしては、かなりの省燃費を達成していると個人的には思います。
フォレスター2.0Lハイブリッドモデルのカタログ燃費
続いてフォレスター2.0Lハイブリッドモデルの燃費になります。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/driving/e-boxer.html
最大で18.6㎞/Lという燃費になっております。
正直、ハイブリッドなのにあれ?と思った方もいらっしゃると思います。
理由は、スバルのハイブリッドシステムは『e-BOXER』と呼ばれるもので、モーターはあくまでガソリンエンジンの補助目的であり、車を自在に操る楽しさを十分に味わってほしい、というスバルの意図があるためになります。
そのため省燃費においては、他社のハイブリッド車と比べると多少見劣りしてしまうようです。
そのかわり、冒頭でも触れましたが軽快な走りがとても好評なようです。
フォレスターの実燃費の口コミと燃費確認方法を紹介します
次にフォレスターの実燃費の口コミと燃費確認方法について見ていきたいと思います。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html
フォレスターの実燃費(口コミ)
フォレスターの実燃費は、平均で12㎞/Lという口コミが一番多いようです。
次いで10㎞/L、14㎞/Lという順番でした。
ボリュームゾーンとしては、10~14㎞/Lあたりが一番多くなっているようですね。
このボリュームゾーンの平均としても12㎞/Lという数値が、フォレスターの実燃費として捉えて問題無いかと思います。
ただ、この数値はハイブリッドモデルも込みでの口コミのため、ガソリンエンジンモデルだけの口コミだった場合はもう少し下がる可能性があります。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html
フォレスターの燃費確認方法
フォレスターの燃費を確認する方法は2つあります。
燃費計での実燃費計測
一つは、装備品であるマルチファンクションディスプレイの燃費計を確認する方法です。
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/utility/equipment.html
こちらの確認方法は、常に燃費を確認しながら走行できることがメリットとしてあげられます。
デメリットは、どうしても誤差が生じてしまうことです。
なので、私は燃費計ともう一つの方法で実燃費を確認するようにしています。
満タン法による実燃費計測
もう一つの燃費確認方法、2つ目は満タン法というやり方での確認方法です。
やり方は、
- 給油時にトリップメーターをリセットする
- 満タンで入ったガソリン量を走った距離(トリップメーターの距離)で割る
- 1Lあたりの平均実燃費がわかる
というやり方です。
メリットは実際に使用したガソリンと距離数で計算するため、誤差が少ないということです。
デメリットは給油時にしっかりトリップメーターをリセットすること、また、満タンにガソリンを入れないと次回給油時に燃費がわからなくなることと、次回給油時にならないと平均実燃費がわからないことです。
一昔前は、燃費計などなかったのでこの方法が主流でした。
燃費計と満タン法、どっちの燃費が正しいの?
満タン法は多少面倒ですが、誤差が少ないことがとてもメリットとして大きいので、私は燃費計と満タン法どちらも使用して実燃費を計測しています。
燃費計もまったくあてにならないわけではありませんので、どちらか一方だけではなく、両方を使用して実燃費を計測することが、一番信頼出来る数値になると思います。
この方法は、フォレスターだけに当てはまることではありませんので、他の車でも応用は可能です。
ただ、他の車ですと燃費計がついていない車もまだまだあると思います。
そういった方は、満タン法での計測しか出来ませんが、私は燃費計と満タン法の差が大きい時(2㎞/L以上)は、満タン法を信頼するようにしてます。
フォレスターの燃費向上するコツとは?
次はフォレスターの燃費向上するコツについて見ていきたいと思います。
燃費改善グッズを取り付ける?
よく、カー用品店等で売っている『これを付けると燃費が○○%も改善!』というようなパーツを付けることは、私はあまりおすすめしません。
というのも、燃費改善グッズについて消費者庁からよく行政指導を受けているという実績があるからです。
もちろん、中には本当に信頼がおける商品もあるのでしょうが、そこにたどりつくまでにかなり散在しないとたどりつけないのも事実です。
また、本当に燃費向上するものがあるならば、本来車を作っているメーカーが真っ先に気付いてそれを導入すると思うんですよね。
という個人的な見解から、こういった燃費改善グッズはあまりおすすめしておりません。
じゃあ何が一番燃費向上にいいの?
私が考える燃費向上のコツはズバリ、乗り方です。
カタログ燃費に乗っているような数値を出すことは、限られた環境でプロのドライバーとメーカーが極限まで低燃費走行して叩き出している数値です。
私たち一般人では到底出せませんが、可能性はゼロではありません。
限られた環境を作ることは出来ませんが、プロのドライバーがやっている低燃費走行を『真似すること』は出来ます。
その低燃費走行をするだけで、燃費改善は出来ます。
では低燃費走行のコツを紹介していきたいと思います。
発進はゆっくり丁寧に(急発進しない)
引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html
車は1トン以上もある鉄の塊です。
その鉄の塊が止まっている状態から動きだすまでに必要なエネルギーと、10㎞で動いている鉄の塊を15㎞にするまでに必要なエネルギーでは、後者の方が少なくて済みます。
車はガソリンを消費して動いていますが、一番ガソリンを消費するのが、パワーを絞り出すとき、つまり、アクセルを踏み込んだ時がガソリンを消費します。
そのため、発進する際には少しだけアクセルを踏み込んで、速度が少し付き始めてきてから、じわりじわりとアクセルを踏み込みながら、制限速度や前の車との適正な車間距離になるように速度を少しずつ上げていくことが重要です。
走行時もなるべくアクセルは丁寧に
先程説明したように、アクセルを踏めばその分だけガソリンを消費することになります。
なので、動き出すまでのエネルギーを最小限に抑えて、尚且つ、その動き出したエネルギーを無駄にすることなく使い切ることが、とても重要になってきます。
エネルギーを無駄なく使い切るには、極論言うと、ブレーキを踏まないで惰性で進んで止まることが一番エネルギーを無駄なく使い切った状態になります。
ブレーキを踏む行為は、エネルギーを相殺することです。
という理由から、走行中はなるべくアクセルワークだけで加速、減速が行えるように多めに車間距離を取って走行するようにすれば、無駄なブレーキが減ることになります。
停車時もゆっくり丁寧に(急停車しない)
また、先程の説明の繰り返しになってしまいますが、ブレーキを踏むことはエネルギーを消すことになります。
ブレーキを踏まないで止まることが一番いいです。
さらに、極論アクセルも踏まないで進むことが出来ればそれが一番いいです。
ただ、どちらも実際は出来ません。
そのため、早めに停車ポイントを見極めてアクセルを離し、多めにとってある車間距離を上手く使いながら惰性で進み、停車ポイントにゆっくりとブレーキを使って停まること、が重要になります。
燃費改善のコツ(まとめ)
最後に説明したこのゆっくり停まる、というのがかなり重要で、発進の時にも説明した通り、停まった状態から進むのが一番ガソリンが消費されると説明しました。
この停車の仕方を実践すると、実際に停まろうとしてゆっくりと停車ポイントに近づいていくと、すでに前の車が動き出すことが多くなってくると思います。
そうすると、停まらずにまた発進出来ますので停車状態からスタートするよりも燃費は改善されます。
これらの低燃費走行を繰り返し行っていく事で燃費もかなり改善され、無用なトラブル(今流行の煽った、煽られた等)や、速度超過も未然に防ぐことが期待出来ますので、ぜひ、実践してみてください。
フォレスターの燃費・実燃費や燃費向上方法まとめ
フォレスターのカタログ燃費と実燃費の比較や、燃費向上方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
メーカーの発表している燃費は、実燃費と離れているのは仕方が無い部分もありますが、2.5Lクラスで実燃費の口コミ平均が12㎞/Lも達成できているのは、かなり優秀であると思います。
燃費向上グッズを装着して燃費改善に繋がればいいですが、ここで紹介した燃費向上するコツの実践は、初期費用がかかりません。
しかも、一度身に付いたらずっと使い続けられるスキルになりますので、ぜひ実践してもらえればと思います。
アイキャッチ画像引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html