今回は、2018年国内の登録車販売台数1位を獲得したノートe-POWERの燃費について紹介したいと思います。

ノートe-POWERはエンジンと電気モーターを搭載している車で、ハイブリット車や電気自動車とは違う新しい車となっています。

何が違うのかと言うと、ハイブリットはエンジンと電気モーターの両方で駆動します。

電気自動車は、外部から充電した電気をモーターに送り走行します。

ノートe-POWERの「e-POWER」はエンジンで発電をしてその電気でモーターを動かして走行します。

 

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html

その為、ガソリンエンジンは発電時のみの使用で、電気自動車のように充電する必要がありませんので、時間を節約でき尚且つ電気モーター駆動なので低燃費を実現しています。

低燃費で話題のノートe-POWERですが、高速道路では燃費があまり良くないと言われています。

なぜ高速道路では燃費が悪化するのか?

改善する方法はあるのか?などを紹介したいと思います。

【ノートe-POWER】の燃費が高速で不利な理由

 

ノートe-POWERは高速では燃費性能が下がると言われていますが、なぜ燃費が良くなりやすい高速で燃費が下がるのでしょうか?

ノートe-POWERに搭載されている電気モーターは、アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発揮して加速するので、滑らかでスムーズな加速ができます。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html

そして、トルク数を一定に保ちながら走行ができるのでムラのない走行ができます。

反面高速では、比較的にスピードを出すので、電気モーターが最大トルクのままなので、電力消費が増大し、エンジンを駆動し続けます。

それに高速では100km/h以上出すと空気抵抗も多くかかるので、スピードを出すにはかなりのパワーが必要となります。

ガソリンエンジンの場合は、最高トルクまで到達すると自然にトルクが下がりアクセルを強く踏み直さない限りエンジンは余力で走行できます。

ノートe-POWERの電気モーターは最大トルクのままなので高速で100km/h以上のスピードで走行する時は常に電気の消費が多くなります。

そのため常時発電状態になりやすく、街乗りより燃費が悪くなると言われています。

そして、ノートe-POWERはアクセルだけで加速と減速ができるので細かいアクセルワークが必要なくなるので便利ですが、その影響も出ます。

高速でスピードが出ているときに少しアクセルを緩めると減速してしまうので、電気の消費が大きいままになってしまいます。

実際、私もノートe-POWERを高速で運転したことがありましたが、燃費の数値が街乗りに比べて悪かったです。

高速道路で友達と楽しいドライビングができましたが、高速を降りた後にガソリンの残りを見たら予想以上に減っていということが起きちゃうんです。

ノートe-POWERのメーターの真ん中には、今の運転状態ならどれくらいの燃費で走行できるのかを表示してくれます。

ちなみにノートe-POWERのカタログ燃費は34.0~37.0km/Lとなっていますが、高速道路を走行した場合の実燃費は平均22.5~24.0km/Lとなります。

【ノートe-POWER】燃費を高速をライバル比較

ノートe-POWERは高速は不利と言われていますが、他メーカーのコンパクトカーと比較してみたいと思います。

 

引用:https://toyota.jp/aqua/

比較する車は、トヨタのアクアでノートe-POWERのライバル的存在となっています。

トヨタアクアはハイブリット車でカタログ燃費では、JC08モード燃費34.4km/L~38.0km/Lとノートe-POWERのカタログ燃費と変わらない燃費となっています。

ハイブリット車のトヨタアクアは、走行中にある程度のスピードになると電気モーター駆動に切り替わり燃料の消費を抑えます。

ノートe-POWERとの違いはパワーが必要な場面になるとエンジンに切り替わるので加速するときはエンジンのパワーで速度を上げて行きます。

その為、トヨタアクアの電気モーターはエンジンの力で加速したスピードを電気モーターで保つ役割となっているので、速度が一定なら燃料の消費を抑えることができます。

交通量などで違いはありますが、トヨタアクアの高速での実燃費は、25.0km/L~28.0km/Lとなっています。

ノートe-POWERの高速での燃費は平均22.5~24.0km/Lなのでトヨタアクアの方が少し上ですが、走行速度が100km/h以上で走行した場合です。

速度が遅くなればその分発電量を抑えて走行することができ電気の消費も抑えられるので、燃費も向上しトヨタアクアと同じくらいの数値となります。

【ノートe-POWER】燃費が高速で悪化した口コミ

上記で紹介したノートe-POWERの高速での燃費ですが、実際に乗っているユーザーは高速での燃費悪化についてどのように思っているのか口コミを紹介したいと思います。

 

まず、口コミでは、

  • 「高速では100km/h近いスピードで走っていると、メーターの燃費表示の数字が下がってきます」
  • 「空いている高速を走行していて速度が上がると発電用エンジンの作動回数が下道より多くなる」
  • 「上り坂の高速だとパワーが必要なのかいつも以上に消費が増えている」

と少し期待外れ感がある口コミが多くありますが、それと同じくらい多く合った口コミは、

  • 「カタログ燃費と比べると高速での燃費は良くないと思うが、どの車もカタログ燃費より低くなるので、あまり悪いと思わない。それと長距離で高速を走らないので、あまり燃費が悪化しない」
  • 「とても静かでスムーズに加速や走行ができて燃費が24.0km/Lくらいなので十分だと思う」
  • 「ガソリン車なら20.0km/L以下になるのであの加速感でこの燃費性能は優秀だと思う」
  • 「80km/hで走行していたら平均27.0km/Lになった」

という口コミも多くありました。

確かにカタログの燃費だけでみればとても高速燃費は低く思いますが、実際に走行すれば、妥当と思う人が多く居ているように感じました。

それと速度を少し落とすと燃費が平均より上になる人も多くいました。

【ノートe-POWER】燃費を高速で良くするテクニック

最後にノートe-POWERの燃費を高速で良くするテクニックを紹介したいと思います。

 

口コミでもありましたが、速度を80km/hくらいで走行すると燃費が向上するとありましたが、確かに速度を落とすことで燃費を向上させることができます。

なぜ、速度を落とすと燃費が向上するのかと言うと、ノートe-POWERの電気モーターは、アクセルを踏んでからすぐに最大トルクを発揮して加速し、そのトルク数をキープできます。

速度が上がるとトルク数が最大のままで走行することになり、電気の消耗が早く燃費が悪化しやすくなります。

速度を少し落とすと、モーターへの負担も少なくなり電気の消耗が少なくなるので燃費が向上しやすくなります。

高速で燃費が向上しやすい速度は60~80km/hくらいで走行すると電気の消費が1番抑えられる速度となっています。

もう一つのテクニックは、アクセルワークです。

高速で減速する場合、普通はブレーキを踏んで減速をすると思います。

ノートe-POWERは、アクセルを緩めるだけで減速ができるので細かいアクセルワークが必要なく、尚且つ燃費を向上することができます。

ブレーキで減速するのと比べ、アクセルだけで減速すると自然に減速できるので電力をあまり使わず燃費が向上します。

【ノートe-POWER】燃費 高速 まとめ

今回は、ノートe-POWERの高速での燃費について紹介しましたが、運転の仕方や場面で平均燃費より上回る事や下回ることがあります。

それと燃費向上のテクニックを紹介しましたが、加速時などにアクセルをベタ踏みして加速をすると速度を遅くしても電気の消費が増えてしまいます。

急な加速をするのではなく、徐々に加速をしていくイメージでアクセルを踏んでください。

車の部品などは消耗品なので無理な運転を行うと電気モーターの寿命も短くなるので、長く乗り続けるには、安全で無理のない運転を心がけてください。

ノートe-POWERの燃費の実際については、こちら記事を

この記事を書いた人

還ジィ
還暦を過ぎたオヤジだから「還ジィ」還暦過ぎたからって、
何にでも貪欲に興味を持って取り組んで行きたいと願って、
そんな思いを伝えられる文章を書きたいと思っています。